About Alo







Aloはベンガル語で「あかり」。
意味もさることながら、響きのかわいさ、綴りのシンプルさ、バングラデシュに対する思い入れ
その他もろもろが相まって、この名前を付けました。



私がマクラメに出会ったのは2012年の5月。
4月に「一年で世界一周します!」といって家を出てきて、
 
でもそれが本当にそれでいいのか
世界一周することそのものが目的になってしまってないか
そんなの無駄な時間なんじゃないか

そうやって悩んでいました。
ちょうど世界一周、流行ってたしね。



オーストラリアから入って、シンガポール、マレーシアと東南アジアを北上し
訪れたのは片手じゃ足りない数来ている、タイ。
この後行こうとしている国は未知の国、バングラデシュ。
行きたくないって思うくらいどきどきして、不安なうえに
自分のやっていることに対する迷いがあって、私は真剣にボロボロでした。



そんな時、タイのゲストハウスで出会ったのが、
もう1年以上旅を続けている、日本人のお兄さんでした。



彼は私に
「世界一周なんて一生かけてすればいいよ」
っていいました。



目からうろこが落ちた気分でした。



言葉にすると、ほんと大したことじゃないし、ただその通りって感じかもしれないけど、
当時のボロボロな私には、本当に響く言葉で、すこーんと気持ちが楽になったのを覚えてます。



一年で帰らないと、だからここは行けないし、あそこにはこれくらいしか行けないし
そういう焦りも、不安も、ポロリと落ちて行ったのです。
なーんだ、べつにいいんだ。って。



そんな彼が見せてくれたのが、制作途中のマクラメ。
タイガーアイのネックレスでした。



すごい

こういうことができるようになりたい

旅の間に何か一つ、身につけて帰りたい

そういう思いが、めきめき湧いてきました。



ただ景色や経験を受け身で享受する旅から、受動的に人や物と関わる旅へ、
目的が変わった瞬間です。



残念ながらそのお兄さんとは入れ違いで、その後二度と会えてませんけど
もうちょっと成長したら会いたいなーとか思っています。




マクラメに出会って、憧れを強めながら向かった未知の国、バングラデシュは、
それはそれはすばらしいところでした。
それはまきたの別のブログでぜひご覧ください→まきたび




その後私は陸路でインドに入り、東側の港町、プリーを訪れます。
そこである夫婦に出会ったのですが、これがまたすごいことで
タイで、ほんの少しすれ違ったことのあるご夫婦、しかも
まきたの人生を変える一言を発した、あのお兄さんのお友達だったのでした。
そしてご主人がなんと、マクラメ、できる方だったんです。




導かれた出会いなんじゃないかって思うくらい、わたし、マクラメにはまってました。
インドの電車の中で紐がなくてヘアバンドほどいたくらい、はまってました。
マクラメを通じてインド人の友達ができました。
日本人の友達もできたし、バングラデシュ人にプレゼントしたりもしました。
旅がぐぐっと濃いものになりました。



帰国してから独学で勉強して、なんとか石が包めるようになったときは感動したし
「かわいい」と言えるモチーフが作れるようになった時も、感動しました。



私にとってマクラメは、旅の転機になって私の人生を少し明るくしてくれた
あたたかいあかりのような存在です。
皆様にとっても、そうであるようにと思って、AloはAloなのです。




技術的にはまだまだのAloですが、これからも初心を忘れずにやっていけたらなーと思います。

よろしくお願いします。






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About me

2012年4月から11月まで、アジアとヨーロッパ、北アフリカを放浪。
その過程で出会ったマクラメのアクセサリーに魅了され、帰国後独学で学び、作品を製作しています。

Aloはバングラデシュの国語であるベンガル語で「あかり」。日常を照らすささやかなあかりになりたいとの思いで結んでいます。

エスニックだけでなく、ナチュラルにもシンプルにも、さまざまなファッションにアクセントとして使っていただけるアクセサリー。
どうぞゆっくりとご覧ください。

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